大臣をして以いらざる怨ましめず
―無使大臣怨乎不以―
- [原文](三国志 魏書 杜畿伝)
- 無使大臣怨乎不以。
- [書き下し文]
- 大臣をして以いらざる怨ましめず。
- [原文の語訳]
- 大臣が用いられないことに恨むことのないようにする。
- [解釈]
- 自分が起用されないことに不満を抱かれるようなことをしてはいけないということです。
- 能力ではなく自分の使いやすい人物を起用することは、組織として力を充分に発揮できる方法とは言えません。さらに起用法に不満が生じれば能力ある人の気力も萎えてしまい悪循環となりかねません。
- 個人の好き嫌いをなくし、能力を正当に評価し適材適所に配置することで、できる人はさらなる力を発揮し、そうでない人は発奮するか別の道を探ることになるのです。
- チームスポーツは成績に表れやすく顕著です。ただライバルチームへの流出を懸念して、あえて飼い殺しという策を採用する場合もありますね。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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