生きて孤弱に負わず、死して地下に愧しる無しと
―生不負於孤弱、死無愧於地下―
- [原文](三国志 魏書 文聘伝)
- 生不負於孤弱、死無愧於地下。
- [書き下し文]
- 生きて孤弱(こじゃく)に負わず、死して地下に愧(き)しる無しと。
- [原文の語訳]
- 生きては幼くて身寄りのない孤児に背かず、死んでは地下にいる故人に恥じない。
- [解釈]
- 周りに助ける人がいなくなり独り身になっているトップの後継者に対しても忠誠を尽くし、故人となった元トップに恥じることのないように心がけるということです。
- トップの交代で求心力が低下する場合があります。特に有能だった前任者が他界してしまうと計り知れないものがあります。そんな中でも組織人として新任者にこれまで通り忠誠を尽くし、前任者に対しこれまでの恩を仇で返すことのないように務めるということです。
- 組織でなくても師と仰いだ人物であれば、残された家族に対し、受けた恩を返すことを忘れないようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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