坐して而自ら於いて時と絶する、殆不可也
―坐而自絶於時、殆不可也―
- [原文](三国志 魏書 劉廙伝)
- 坐而自絕於時、殆不可也。
- [書き下し文]
- 坐して自ら時と絶する、殆(ほとほと)不可なり。
- [原文の語訳]
- なんとなく過ごして自分から時間を削るようなことをしてはいけない。
- [解釈]
- 事変に対して何をするわけでも、ただ過ごしているのは寿命を削るだけで駄目だということです。
- 身の危険や志を絶たれかねない状況なのに、特に動くことなく静観しているようでは生命を縮めるだけだというのです。
- 属する組織の存亡の危機や、アスリートであれば選手生命の危機に瀕しているというのに、普段どおりに時を過ごすだけでは状況が好転することはなく終焉が早まるだけなのです。
- だからといって焦って勇み足となってもいけません。短い時間でしっかりと分析し打開策を見いだせるようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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