「崩壊の兆しを察する」土崩之勢い、此れ察せ不る可から不也

土崩之勢い、此れ察せ不る可から不也

―土崩之勢、此不可不察也―

[原文](三国志 魏書 劉廙伝)
土崩之勢、此不可不察也
[書き下し文]
土崩(どほう)の勢い、これ察せざるべかららざるなり
[原文の語訳]
土が崩れるような情勢があることを、察知しなくてはいけない
[解釈]
土が崩れる、物事が崩壊して手の付けようがない状況に向かっていることを察しなくてはいけないということです。
ライバルが存在し、互いの力が均衡していると緊張感が保たれますが、一強状態や平和が続くと気の緩みが生じやすく、崩壊の兆しがあってもなかなか気づかないことが多いものです。
昨今の災害では、まさかここが土砂崩れするとは思わなかったという話が数多くあります。小石が転がったり水が流れている兆しをしっかり把握することが必要です。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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