秋の火災予防運動初日の9日、名古屋市緑区大高町のイオン大高ショッピングセンターで消防訓練が行われ、従業員や消防、警察など約300人が参加。より現実に即した訓練をと、同店では初めての営業時間中の訓練となった。
震度7の地震が起きて3階フードコートで火災が発生、屋外駐車場には近隣住民が一時避難してきたと想定した。同店の自衛消防隊が初期消火をし、客に見立てた従業員を屋外駐車場へ避難誘導した。屋外駐車場では地元の大高南消防団や緑警察署員が近隣住民の避難者を誘導した。緑消防署の隊員らが店内から逃げ遅れたけが人などをはしご車やヘリコプターで救助した後、消防車両が一斉放水した。
訓練後、緑消防署の田島弘明署長は「営業時間中に多くの従業員に参加してもらい、成果ある訓練ができた。基本的な避難誘導を身に着け、有効に活用してほしい」と講評した。同店の平尾和男モールマネジャーは「災害が発生した時は、お客様の安全確保と従業員の身を守ることを念頭に置いて活動したい」と話した。
消防訓練:火災想定し--名古屋・緑区、イオン大高SC /愛知 - 毎日jp(毎日新聞)
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