長久手市の書家、一ノ瀬芳翠(ほうすい)さん(52)が、東日本大震災の復興を願って書を披露する「復興のこいのぼり in 名古屋」を今年も3月7日に開く。昨年は約1000匹の鳴海絞のこいのぼりの下で行われ、今年は胴回り5メートル、長さ14メートルほどにも及ぶ巨大こいのぼり2匹が飾られる中で開催される。
一ノ瀬さんは10年以上、書を通じて、世界平和や震災復興を祈る活動を続けている。こうした中、昨年3月には、名古屋市緑区の小学生らが福島県須賀川市の子どもたちにあてた応援メッセージが入った約1000匹のこいのぼりを用意。その下で、「朝日が昇る美しい郷(ふるさと)を作りたい」との思いで、「郷」という字を白い木綿布に揮毫(きごう)した。
須賀川市では、約800匹のこいのぼりを掲げる恒例行事が行われているが、2011年の大震災の影響で大幅に縮小されたことを知り、約1000匹の鳴海絞のこいのぼりを用意したものだ。
今年はこれに代わって、巨大こいのぼり2匹を作成し、1匹は須賀川市へ、もう1匹は緑区の区制50周年記念として同区に贈る予定。当日、一ノ瀬さんは縦横10メートルの鳴海絞の布地に、「3・11を忘れない。名古屋からメッセージ」と揮毫するという。
イベントに向け、同区の鳴海絞作家、近藤典親さん(69)らが準備を進めており、一ノ瀬さんと近藤さんは「被災者のみなさんに応援し続けている気持ちを伝えたい」としている。
イベントは3月7日午後5時から、名古屋市東区のオアシス21「銀河の広場」で行われる。
巨大こいのぼりの下で揮毫 書家一ノ瀬さんら 今年も復興支援 : 愛知 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/aichi/news/20130222-OYT8T01404.htm
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