
南海トラフ巨大地震の発生時に心配される津波の被害に備えるため、名古屋市緑区で、海抜を示す表示板を50か所の電柱に取り付ける作業が31日に完了する。
緑区役所によると、電柱への取り付けは区独自の試み。市民にその地点の海抜を知らせることで、普段から防災に対する意識を高め、地震発生時にはすぐ避難所などに逃げるよう呼びかける狙いがある。
表示板は大きさが縦30cm、横40cmで、区内でも海抜が10m未満と低いうえ、幹線道路の交差点に近く目立ちやすい電柱に取り付けられている。その地点の海抜や、津波避難ビルや避難所までの距離などを記した。緑区では工場で働く外国人も多いため、「海抜」を英語やポルトガル語などで表示した。
同じような対策として、緑、港区など市内6区で名古屋市が街路灯に海抜を表示する予定だ。緑区役所では「普段生活している街の中で海抜を表示することで、いざという時に備える意識を持ってもらえたら」と話している。
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