旧東海道沿いに伝わる有松・鳴海絞を題材にした市民音楽劇「みどりの宙(そら)を越えて」が23、24の両日、名古屋市緑区の市緑文化小劇場で上演される。役者や音楽演奏を市民が担い、プロのスタッフの指導を受けて本格的な舞台を目指す。出演者は「たくさんの市民に観賞してもらい、自分の町に誇りを持ってもらえれば」と稽古に熱を入れている。
緑文化小劇場を拠点とする市民団体「みどり文化芸術ネットワーク」が中心となる音楽劇の4作目。2001年から3、4年に1回、地元の歴史や祭りをテーマに企画している。
演出家のなかとしおさんが脚本を手掛けた。有松絞問屋の臼井家の息子と、鳴海絞問屋の日比野家の娘が恋に落ちるが、両家は犬猿の仲。絞りを受け継ぐ気がない若い男女が、家族の反対を押し切ろうともがく中で絞りの歴史を学び、成長していく姿を描く現代劇だ。
小学校低学年から70代のお年寄りまで80人が出演する。さまざまな職業を持ちながら、昨年夏のワークショップを手始めに、夜や休日に集まり練習を続けた。
劇中歌も12曲のうち11曲が新作のオリジナル曲で、合唱団や吹奏楽団の演奏も息があってきた。
みどり文化芸術ネットワーク事務局長で合唱を指揮する林正敏さん(55)は「後継者不足で海外製品の攻勢も受ける絞りを、何とか継承してほしい。市民が地元の伝統の技を見直すきっかけになれば」と話している。
公演は23日午後2時と午後6時、24日午前11時と午後3時からの4回。定員は各回450人。入場料は前売り2500円、当日2800円。(問)緑文化小劇場=電052(879)6006
中日新聞:有松・鳴海絞題材に市民音楽劇 「地元に誇りを」:愛知(CHUNICHI Web)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20110722/CK2011072202000115.html
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