航空宇宙関連の設計コンサルタントを手掛ける航空システム研究(本社名古屋市緑区池上台3の93の11、炭田潤一郎社長、電話052・891・5536)はこのほど、航空宇宙関連企業や大学と共同で無人航空機(UAV)の試作機を完成させた。
同社が提案した無人飛行システムが、今年度の中部経済産業局の戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)に選ばれ、研究開発を進めている。
2月に初の試験飛行を予定しており、山林や海岸の観測用として4年後をメドに商品化を目指す考えだ。
航空システム研究の無人航空機試作が完成、産学連携近く初飛行 2013年 2月 5日 (火) 総合面の記事 中部経済新聞社
http://www.chukei-news.co.jp/news/201302/05/articles_19843.php
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航空システム研究(名古屋市緑区、炭田潤一郎社長、052・891・5536)は、垂直離着陸と水平飛行が可能な自律型の「テールシッター」式小型無人機を開発した。4月にも実用化する方針。ヘリコプターと固定翼機の両方のメリットを併せ持つテールシッター式を提案し、需要を掘り起こす考え。
テールシッター型の小型無人機
開発したのは二つのプロペラを備える電動式の飛行機。全長約50センチ×全幅約160センチメートルで、重さは約3キログラム。小型カメラなど500グラムまでの荷物(ペイロード)を搭載できる。
機首を上に向けた状態で垂直に離陸。ソフトウエアによって姿勢を自律制御し、上空で機体を90度回転して水平飛行に移行する。着陸時は再び機体を垂直にして降下。最高速度は時速約100キロメートルで、20分間の飛行が可能だ。
垂直に離陸するため滑走路を必要としないのに加えて、固定翼機のような長い航続性能を両立できるのが特徴。既に運用第1弾として中部地域の史跡撮影が内定しているという。
同無人機は航空システム研究、エクストリーム・コンポジット・ジャパン(三重県伊勢市)、中央エンジニアリング(東京都千代田区)、東京大学、九州大学の計5機関が連携して開発した。今後は航続性能を高めるため、2017年3月までの約2年間でガソリンエンジンの搭載機も開発する。
航空システム研究、垂直離着陸・水平飛行可能な「テールシッター」式小型無人機を開発:日刊工業新聞
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0120150304baad.html