「他言は慎む」匪言勿言、匪由勿語

言に匪ずんば言うなかれ、由に匪ずんば語るなかれ

―匪言勿言、匪由勿語―

[原文](詩経 賓之初筵)
匪言勿言、匪由勿語
[書き下し文]
言に匪(あら)ずんば言うなかれ、由(ゆう)に匪ずんば語るなかれ
[原文の語訳]
言うべきでないことは言わない。理由を知らないことをみだりに口にしない
[解釈]
酒の席での諫言だそうです。確かに酒に任せて余計なことを言うこと場面は往々にしてあるものです。
理由や事情も知らずに根も葉もないことを、むやみやたらに口にするのも、言われた当人の耳に届くと禍根を残してしまいます。
口は災いの元です。酒の席でなくても余計なことを言ったり、噂話を事実のように話す人がいますよね。
晩酌や酒宴で思いついたアイデアを調整もなしにいきない公言するトップは、ひょっとして酒が抜けてない…ことはないですよね。
[参考]
言に匪ずんば言うなかれ、由に匪ずんば語るなかれ:原文・書き下し文・画像 言葉の散歩道153 | ナオンの言葉の散歩道
「詩経」 – 上佐谷小学校

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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