「誰とでも分け隔てなく」接小吏亦礼

小吏に接するにもまた礼を以ってす

―接小吏亦礼―

[原文](宋名臣言行録)
接小吏亦礼
[書き下し文]
小吏(しょうり)に接するにもまた礼を以ってす
[原文の語訳]
自分よりも地位や身分の低い人、部下に対しても、目上の人に対すると同様に礼を以て接する
[解釈]
相手の地位によって態度を変えることなく、常に相手を尊重する姿勢を心がけましょう。
誰とでも分け隔てなく接するようにしていきたいものです。
どうしても年齢を重ねて肩書や地位が向上すると、後輩や部下に対して横柄な態度をとってしまいがちです。できる人はつねに相手を尊重して傾聴するものです。
商売でも子どもを子ども扱いせず、大人のお客さんと同様に接することも必要ですね。
「俺はお客だ」とか「公務員は公僕なのだから」と言いますが、お互いに持ちつ持たれつという関係であることを忘れてはいけないと考えます。
問題が起きると「なにをやっとたんだ」とか、自分に否定的な意見があると罵声を浴びせるようなトップには困りものです。
[参考]
小吏に接するにもまた礼を以ってす:原文・書き下し文・意解 | ナオンの言葉の散歩道

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました