「こんな所でくすぶらない」呑舟之魚不游枝流

呑舟の魚は枝流に游がず

―呑舟之魚不游枝流―

[原文](列子 楊朱)
呑舟之魚不游枝流
[書き下し文]
呑舟の魚は枝流に游(およ)がず
[原文の語訳]
舟を丸呑みできるほどの大魚は小さな川には泳いでいない
[解釈]
大人物はつまらない者とは交友関係を持たず、高い志を抱く人は小事にはかかわらないのです。
大手企業が大多数となる幅広い顧客に向けた商品やサービスを提供するのに対し、ターゲットを隙間となる顧客層に絞り込むのも似ているのかもしれません。
大志を抱き寛容な心で些細な事に気を揉めないようにしたいですね。
「できる人はこんな所でくすぶってない」のですね。
[参考]
呑舟がず(ドンシュウノウオハシリュウニオヨガズ)とは – コトバンク

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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