「後で陰口をたたかない」無面従退有後言

面従し退いて後言有ることなかれ

―無面従退有後言―

[原文](書経 益稷)
無面従、退有後言
[書き下し文]
面従し退(しりぞ)いて後言(こうげん)有(あ)ることなかれ
[原文の語訳]
面前では服従し、退出後、陰で非難や悪口を言ってはいけない
[解釈]
相手の前では同調し低頭していながら、当人がいないと言いたい放題ではいけないということです。
ひとことでは、トップが「私が誤った場合、君は私を助けてくれ。間違っても表向きだけ賛同して、私がいないところで文句を言ったりしないように」とお願いしています。間違ったことでも調子よく乗せられてしまうとどんどんと誤った方向に進んでいってしまいます。トップも人としてのその性分をしっかり認識しているのです。
上司が間違ったことを指示したり、理不尽なことを言っても「そうですね」と表面上だけ同調し、席を外してから周囲に文句を言ってはいけないのです。これでは周囲の士気も下がります。
文句があるなら正々堂々と本人に直言した方がよいです。陰口はいずれ相手の耳に届くものです。
目先の利益を得たいがために「言われたとおりにしますので」と先方に言いながら、いざ仕事がくると「勝手無茶なことを言ってきやがって」などと言いたくなることもありますよね。
逆に何もせずに言うだけの人は、こういうことをされないように言動に注意することも大事ですね。
このご時世、オフレコであってもしっかり報道されてしまいますからね。
[参考]
No.1175 【面従後言】 めんじゅうこうげん|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事
無面従退有後言を実行しよう||佐藤隆のストレスブログ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました