「思考と行動、熟慮と断行」弗盧胡獲、弗為胡成

慮らずんば胡ぞ獲ん、為さずんば胡ぞ成らん

―弗盧胡獲、弗為胡成―

[原文](書経 太甲下篇)
弗盧胡獲、弗為胡成
[書き下し文]
慮らずんば胡(なん)ぞ獲ん、為さずんば胡ぞ成らん
[原文の語訳]
思慮深くなければどうして成果をあげることができるだろうか、断固として実行しなければどうして目的を達成するることができるだろうか
[解釈]
知識だけもっていても、そこに自分で深い考えを加えて行動しなければ成果はでないですし、考え抜いた結論を実行に移さなければ少しも目標に近づくことはできないのです。
やってみないと動き出さないですし、だからといって闇雲にやってもいけない。少し動いたら結果を分析し、改善をして再び動かす思慮深さが大切です。
思考と行動、熟慮と断行を両立させなければ成果を挙げることはできないのです。
人生は何か一つを選択することが積み重なって形成されています。誤ることもありますが、軽率な判断だけはしないように心がけたいものです。
[参考]
弗盧胡獲、弗為胡成 – 天地を 照らす日月の 極みなく あるべきものを 何をか思はむ

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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