徒に幽藪に龍蟠して時を待って鳳翔せんと欲す
―徒欲龍蟠幽藪待時鳳翔―
- [原文](三国志 魏書 杜襲伝)
- 徒欲龍蟠幽藪待時鳳翔。
- [書き下し文]
- いたずらに幽藪に龍蟠(りゅうばん)して時を待って鳳翔(ほうしょう)せんと欲す。
- [原文の語訳]
- ただ単に草のなびく藪の中で龍が飛び立つ準備をし、その時が来たら鳳凰のように飛翔したいだけだ。
- [解釈]
- 今は身を潜めて飛躍の準備をする時期であって、ここで頭角を現す気などさらさらないということです。
- 準備も整っていないうちに下手に目立ってしまうと期待や弊害を生み、それが負担となってしまいます。ましてトップと親しい間柄になってしまうと余計にです。
- チャンスを与えられ率先して手を挙げたものの結果が残せず、順送りで最終的に出番が回ってきた人が結果を残すということがあります。
- できる人は見えない所でしっかりと準備をするものです。その能力存在をいち早く見つけ、適切に登用することができるトップのいる組織は伸びるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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