「上で独占せず下に分配する」損上益下

上を損して下を益す

―損上益下―

[原文](易経)
損上益下
[書き下し文]
上を損(へら)して下を益す
[原文の語訳]
上を減らして下の益を増す
[解釈]
上位が持つものを下位へ持っていきなさいということです。これにより良い方向に向かうという易です。
役員報酬が高額ならば減らして、社員への給与を増やす感じですね。環境改善や福利厚生も当てはまりそうです。
ネットワークビジネスは発案者や初期段階で加入したピラミッド化した組織の上位者への恩恵が多いですよね。
利益還元セールであれば、高額商品の利益分を増やして、安価商品の利益を補填する感じでしょうか。
何事も上位が独占するのではなく下位へ施すことを忘れてはいけません。組織として活性化するには部下に権限と責任を与えることも必要です。
実績を持ついつも同じ人が独占的にするのではなく、時に別の人が取り組むことで、新しい発見や流れができるかもしれません。その人の新たな才能が開花することもありえます。
[参考]
No.1386 【遷善改過】 せんぜんかいか|今日の四字熟語|福島みんなのNEWS – 福島ニュース 福島情報 イベント情報 企業・店舗情報 インタビュー記事

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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