「適切に」割鷄焉用牛刀

鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん

―割鷄焉用牛刀―

[原文](論語 陽貨)
割鷄焉用牛刀
[書き下し文]
鶏を割くに焉(いずく)んぞ牛刀を用いん
[原文の語訳]
鶏をさばくのに牛刀は用いない
[解釈]
小さな鶏のため大きな牛用の包丁は使わないということで、小さなことを大げさにする必要はないということです。
少人数のグループでの会合に大会議室を手配する必要はありません。
現場の判断に委ねられていることに、わざわざ上位の許可を得る必要はないのです。その処理をする分だけ全体が遅れてしまいかねません。
スポーツなどで形や見た目から入る人がいますね。いきない一流の道具を購入したけど、結果的に自分のスタイルにあわないなんてことも。
大口をたたいて小さなことしかできないなんてことも。風呂敷は広げすぎないほうが良いのです。
多機能よりも単機能、高精度が選ばれる場合もあります。
[参考]
鶏を割くに焉んぞ牛刀を用いん – ウィクショナリー日本語版

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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