「できることを確実に行なう」善戦者勝于易勝者也

善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり

―善戦者勝於易勝者也―

[原文](孫子 第四篇 軍形)
善戦者、勝於易勝者也
[書き下し文]
善く戦う者は、勝ち易きに勝つ者なり
[原文の語訳]
好ましい戦い方をする者とは、勝ち易いときに勝っている者のことである
[解釈]
勝てる勝負だけ戦っていれば百戦百勝です。負ければ滅亡を意味する当時では、余程道理に反していなければ卑怯ということはないのです。
野球でも好打者に対しては、守る側の監督はよく抑えている相性の良い投手を起用するものです。
自分の土俵で戦えば有利に進められますね。できることしっかり確実に実行できる人は信用も信頼もされます。
「万全を期して」挑むということですが、その上でも予想外・想定外の展開もありえることを常に気にかけておかなければいけないですね。
できる人は、人に頼む時でもできないことは頼みません。自分でもやったことがあり、すべき内容を把握しているので、やってほしいことを的確に指示できますし、いざというときにはフォローすることを前提にしてお願いできるのです。
新事業や新たな商品・サービスの開発でも、そこが未開拓分野であればライバルもいないブルーオーシャンです。そこでしっかりと準備をして展開していけば市場で有利に展開することができるのです。
[参考]
第四篇 軍形

[中国古典一日一言]

今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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