山に於いて躓ずかず、垤に於いて躓ずく
―不躓於山、而躓於垤―
- [原文](韓非子 六反)
- 不躓於山、而躓於垤。
- [書き下し文]
- 山に於いて躓(つま)ずかず、垤(てつ)に於いて躓ずく。
- [原文の語訳]
- 山に躓かないが、蟻塚に躓く。
- [解釈]
- 大きなことや目立つことには注意するが、小さなことは見落として失敗しがちということです。
- 灯台下暗し、足元の注意を怠ってしまいがちです。
- きれいに盛り付けられていても食べてみたら調味料を間違っていたとか、準備万全でドライブにでかけたけど免許証を忘れていたとか、些細で初歩的なところでもミスや失敗を起こしやすいものです。
- 大きなことをぶち上げても、人や資材が集まらなければ何もできません。できるできない以前の問題です。
- 遠くを見据えつつ、一歩一歩確かめながら着実に歩むように、そもそもスタートで躓かないようにしましょう。
- [参考]
- 山に躓かずして垤に躓くとは – Weblio辞書
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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