「ある程度までの掘り下げと取捨選択を」根浅則末短、本傷則枝枯

浅ければ則ち末短く、本傷るれば則ち枝枯る

―根浅則末短、本傷則枝枯―

[原文](淮南子 繆称訓)
根浅則末短、本傷則枝枯
[書き下し文]
浅ければ則ち末短く、本傷(やぶ)るれば則ち枝枯る
[原文の語訳]
浅ければ伸び先は短くなり、根本が傷んでいると枝は枯れる
[解釈]
根本が深くしっかりしていなければ枝葉も伸びず短いまま、根本や根幹が傷んでいると枝葉も枯れるということです。
基礎がしっかりしていないものは伸びがなく、だめになりやすいということで、広くても浅ければ浅学となり、基本ができていないと枯学になってしまいます。
器(器量)が小さければ大樹は育ちませんし、枝葉(処理能力)が適量を超えて茂っていても、漏れや補完の必要がでてきて余計な労力が必要となり、結果、栄養不足で枯れやすくなってしまいます。器の大きさや途中で間引きや思い切って剪定する必要があります。
ある程度まで掘り下げて理解することと、余計な労力をかけないよう派生は取捨選択することも必要です。
[参考]
根浅ければ則ち末短く本傷るれば則ち枝枯るの意味 – goo国語辞書

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