「些細な悪事も他人の致命傷になりうる」勿以悪小而為之

悪の小なるを以てこれを為す勿れ

―勿以悪小而為之―

[原文](蜀書 先主伝)
勿以悪小而為之、勿以善小而不為。
[書き下し文]
悪の小なるを以てこれを為す勿(なか)れ、善小なるを以って為さざること勿かれ。
[原文の語訳]
悪事は小さなことでもしてはいけない、善いことは小さなことだからといってしないでいてはいけない。
[解釈]
小さな悪さもしてはいけない、清廉潔白であれということです。
悪さを持ちかけられ、私とあなただけの秘め事と言われたても、二人が知っているだけで充分に漏れる可能性があります。
嘘や隠し事をし始めると、その積み重ねとなっていき、自己矛盾や身動きが取れない状況になっていきます。
自分にとっては些細な悪事でも、他に人にとっては致命傷になりかねません。タバコのポイ捨てや不始末が火事の原因になったり、スマホを操作しながらの運転もそうです。
自分の中で「まいっか」で見過ごさないようにしたいものです。
[参考]
三國志語録

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からから平成29年(207年)6月15日までの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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