石に中りて鏃を没す
―中石沒鏃―
- [原文](史記 李将軍列伝)
- 以爲虎而射之、中石沒鏃。
- [書き下し文]
- 以て虎と為して之を射(い)、石に中(あた)りて鏃(やじり)を没す。
- [原文の語訳]
- 虎だと思って弓を射ったところ、鏃が石に突き刺さった。
- [解釈]
- 「石に立つ矢」の由来です。強い思いがあれば達成できるということです。「一念岩をも通す」という言葉もありますね。
- 成功をイメージすることで成功率が上がるという話がありますが、この場合でも虎と射止めようと強い意志をもって矢を放ったことで急所を突いたということでしょうか。
- 前夜に次の日の未来日記を書いたり、実践前に達成後の姿をイメージするのは生産性のプラス要素になるようです。
- [参考]
- 石に立つ矢 – 故事ことわざ辞典
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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