精を務めて多を務めず
―兵務精不務多―
- [原文](十八史略)
- 兵務精不務多。
- [書き下し文]
- 精を務めて多を務めず。
- [原文の語訳]
- 兵士は精強なることに務めて人数の多さに務めるべきでない。
- [解釈]
- 兵士は精鋭を揃えることを念頭に置き、無駄に多く集めるべきではないということです。
- ラインナップも幅広く揃えると、それだけ作業手間や在庫管理が大変になります。絞り込むことが大事です。特に大手に対抗するのであれば同じ土俵では戦えるわけもなく、特化したものや隙を突いた商品に注力しなくてはいけません。
- 数の論理で揃えても、烏合の衆では団結も乏しく、相手の強襲に離散しかねません。トップにカリスマ性があって大勢の人が集まってきても、看板に便乗目的するだけの人ではないかきちんと選別することが大事です。
- 「これしかない」けど「それならここ」と代名詞的に周知される特化したものを、何か一つでももちたいですね。
- [参考]
- 十八史略 精を務めて多を務めず – 寡黙堂ひとりごと
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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