反水収まらず
―反水不収―
- [原文](後漢書 光武帝紀上)
- 反水不収、後悔無及。
- [書き下し文]
- 反水収まらず、後悔及ぶ無し。
- [原文の語訳]
- 手のひらを返したところに水は貯められない、後悔しても遅い。
- [解釈]
- 手のひらを返し状態で水を貯めることはできません。せっかく汲んだ水も戻りません。そうなってから後悔しても遅いということです。「覆水盆に返らず」という言葉もあります。
- 安易な言動で取り返しのつかないことがあってはいけません。
- せっかく水を貯めることができる機会に手の差し出し方を誤ってしまい、しまったと後悔しても遅いのです。
- 水を貯めた手のひらを驚いた拍子に思わず返してしまって水をこぼさないように、動くときは慎重に一歩一歩進んでいきたいものです。
- その時々で所作や言動を誤らず、また一秒一秒を大切にすることを心がけたいところです。
- [参考]
- 文章データベース詳細:四字熟語_doc_3575【CXMedia】
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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