「言動は慎重に」反水不収

反水収まらず

―反水不収―

[原文](後漢書 光武帝紀上)
反水不収、後悔無及。
[書き下し文]
反水収まらず、後悔及ぶ無し。
[原文の語訳]
手のひらを返したところに水は貯められない、後悔しても遅い。
[解釈]
手のひらを返し状態で水を貯めることはできません。せっかく汲んだ水も戻りません。そうなってから後悔しても遅いということです。「覆水盆に返らず」という言葉もあります。
安易な言動で取り返しのつかないことがあってはいけません。
せっかく水を貯めることができる機会に手の差し出し方を誤ってしまい、しまったと後悔しても遅いのです。
水を貯めた手のひらを驚いた拍子に思わず返してしまって水をこぼさないように、動くときは慎重に一歩一歩進んでいきたいものです。
その時々で所作や言動を誤らず、また一秒一秒を大切にすることを心がけたいところです。
[参考]
文章データベース詳細:四字熟語_doc_3575【CXMedia】

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