「相手を軽く見ている」偏軍を以て長駆し、朝に至りて夕に巻かんと欲す

偏軍を以て長駆し、朝に至りて夕に巻かんと欲す

―欲以偏軍長駆、朝至夕巻―

[原文](三国志 魏書 徐宣伝)
欲以偏軍長驅、朝至夕卷
[書き下し文]
偏軍を以て長駆(ちょうく)し、朝に至りて夕に巻かんと欲す
[原文の語訳]
主力でない部隊で遠征し、朝に到着して夕方には始末をつけようとしている
[解釈]
主力以外の部隊を率いて遠くまで出陣し、それでいて一日で終わらせようと考えている。相手の実力を軽く見ているということです。
相手チームを見下してレギュラーを温存、控え選手でチームを編成し、ランニングや自転車で試合会場まで来場させても余裕で勝てると考えているようなものです。
例え実力差があったとしても、長い距離を進んできた上に休憩もなくすぐに戦いを挑むようでは負けるのは必然です。
慣れた業務だと軽視して準備を怠たり、現場で思わぬトラブルに遭う危険性があります。気を緩めることなく事に当たりたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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