「悔やむより再起の準備を」敗不可悔、時不可失

敗るるは悔ゆる可からず、時は失う可からず

―敗不可悔、時不可失―

[原文](後漢書)

敗不可悔、時不可失。

[書き下し文]

敗るるは悔ゆる可から不(ず)、時は失う可からず。

[原文の語訳]

失敗したことを悔やんではいけない、機会を失ってはいけない。

[解釈]

失敗したことをいつまで引きずって、せっかくの再起の機会を逃してはいけないということです。

過去は変えることはできませんが、未来は変えることができると言います。ピンチはチャンス、結果を受け入れて早く次への対策を取る必要があります。

何事も前向きに捉えることができれば、悔やむ時間というのは皆無になりそうですね。

できる人はあらゆる事態を想定し、さまざまな結果に対応できる準備をしています。そして悔やむよりも分析をする独自の失敗学を構築していくのです。

[参考]

後漢書_翰林院

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。