「理解できる基礎力をつける」好知不好学

知を好めども学を好まざれば、其の蔽や蕩なり

―好知不好学―

[原文](論語 陽貨第十七)
好知不好学
[書き下し文]
知を好めども学を好まざれば、其の蔽(へい)や蕩(とう)なり
[原文の語訳]
知ることを好んでも学ぶことを好まなければ、その弊害はわがままになったりぶれたりする
[解釈]
知りたがりやでも、知り得た情報を分析したり活用する術を学んでいなければ、知ったかぶりや情報に流されやすい弊害を生むということです。
多角的な見方など分析力や咀嚼力を持ち合わせていないと、主観的な見方しかできなず、せっかくの情報も宝の持ち腐れになってしまいます。
美味しいものを食べて自分で再現したくても、うまく作れなかったり、見かけ倒しになったりしてしまってはいけませんね。
グルメの口コミサイトで料理の評価されていても、店で実際には使っていない食材を並び立てられるというケースもあるといいます。
情報を収集する前に、分析力や活用術、収集方法などの基礎となる能力をきちんと学んでおきたいものです。
[参考]
「第23回論語

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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