身を立て道を行う
―立身行道―
- [原文](孝経 開宗明義章第一)
- 立身行道、揚名於後世、以顯父母、孝之終也。
- [書き下し文]
- 身を立て道を行い、名を後世に揚げ、以って父母を顕わすは、孝の終わりなり。
- [原文の語訳]
- 身を立てて正しい道を行い、名声を後世に遺し、父母を顕彰することが、孝行の最終形である。
- [解釈]
- 一人前になって正しい道徳のもとに行動するということです。
- 一人前として認められることで、正しく社会に貢献し、親を大事にすることが孝行の理想形ということです。
- 組織でいえば先輩の指導から独り立ちし、社会貢献となる仕事に務め、組織の看板を大事にするということです。
- 修行を伴うのであれば、修了、独立し、親方の残した暖簾を汚すことのなく老舗として後世に名を残すように道を極めるということでしょうか。
- たとえ一人前と認められても常に精進することを忘れないようにしたいものです。
- [参考]
- 漢語百題2-112
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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