「怒りには優しく接する」嗔拳不打笑面

嗔れる拳も笑顔に当たらず

―嗔拳不打笑面―

[原文](五燈会元)
嗔拳不打笑面
[書き下し文]
嗔(いか)れる拳(こぶし)も笑顔(しょうめん)に当(あ)たらず
[原文の語訳]
怒って拳を振り上げてきても笑顔の前では撃つことはできない
[解釈]
怒っていても、笑顔の前ではその怒りも減退してしまうということです。
確かに怒りたくても悪意のない笑顔だったり、犬が尻尾を振ってやってくると怒りも薄まりますね。
迫ってくる人には反論や反撃するよりも優しく接した方が良策ということです。黙って聴いてあげるだけで怒りがおさまるということもあります。
ただ、あまりにニコニコしていると「馬鹿にしてるのか」と火に油を注ぐことにもなりかねませんので注意が必要ですね。
[参考]
[瞋拳も笑面を打せず]の出典を教えてください。 – 「怒れる拳笑面に当たら… – Yahoo!知恵袋

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

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