「物より気持ち」物薄而情厚

物薄くして情厚し

―物薄而情厚―

[原文](小学 善行)
物薄而情厚
[書き下し文]
物薄くして情厚し
[原文の語訳]
物品を薄くして情を厚くする
[解釈]
物に頼った付き合いよりも、情に依った付き合いにするということです。
金の切れ目は縁の切れ目といいますね。窮地に立たされたときに助けてくれるのは物よりも情で繋がった友のはずです。
商売では物が売れて儲けたという金銭面よりも、買ってもらえたなど取引を成立させてもらったという相手への感謝が大事です。
与えるのもお金や物よりも言葉だったり教えだったりした方がいつまでも相手の中に残ることがあります。経営指南も単に儲ける方法よりも経営の心得などの方がいつまでも読み継がれるものです。
お裾分けだったり購入や飲食でお金を使う場面でも、知り合いなどでという気持ちも情が厚いということになりますね。その気持が通じれば、相手からも自然と同じく情が返ってくることもありそうです。
度をした施しや物作りに頼って、地元愛を無理やり持たせようというトップには困りものです。
物を大事にする気持ちを教えるなど、何でも簡単に買い与えることのないように注意したいものです。
[参考]
善行

[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]

平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

[中国古典一日一言]

平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。

コメント受付中です どなたでもコメントできますがスパム対策を施しています

タイトルとURLをコピーしました