利は苟しくも就かず、害は苟しくも去らず
―利不苟就、害不苟去―
- [原文](漢書)
- 利不苟就、害不苟去。
- [書き下し文]
- 利は苟しくも就かず、害は苟しくも去らず。
- [原文の語訳]
- 利益には安易に乗じてはいけない、害を安易に回避しようとしない。
- [解釈]
- うまい話に簡単にのってはいけないし、害は軽い気持ちで処理してはいけないということです。
- うまい話しは裏があったりしますし、害を軽んじていると後で痛い目にあうことがります。
- 安いからには理由があるものです。それを気にせずいたら結果「安物買いの銭失い」となってしまわないように注意したいところです。
- 報酬は安いことはいいことだといって安易に選んだ結果、困った人物がリーダーとなって結論が先延ばしになり、結果的に支出がおおきくなったり、待たせた相手から損害賠償を求められたり、結果選んだ自分たちに跳ね返ってくるのです。
- 何事も安易に考えることなく、少しだけでも考える意識をもちたいものです。
- [参考]
- 【毎日一言】:利不苟就,害不苟去。
[人を動かす名言名句集―21世紀に生きる]
平成28年(2016年)9月1日からの今日の一言は「人を動かす名言名句集―21世紀に生きる」からの一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
[中国古典一日一言]
平成27年(2015年)5月1日から平成28年(2016年)4月30日までの今日の一言は「中国古典一日一言」守屋洋(著)から、同月同日の一言をもとに自分なりに追記や解釈して掲載しています。
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