篤学にして古を好む
―篤学好古―
- [原文](三国志 呉書 孫瑜伝)
- 濟陰人馬普篤学好古、瑜厚礼之。
- [書き下し文]
- 済陰(せいいん)の人馬普(ばふ)は篤学(こうがく)にして古を好む、瑜は之を厚礼(こうれい)す。
- [原文の語訳]
- 済陰出身の馬普は広く学問に通じ古代を好んでいた、孫瑜は彼は厚遇した。
- [解釈]
- 馬普という人物は博識があり、中でも古代史や古典に詳しかったということです。孫瑜は部下を彼に学ばせたそうです。
- 新たなことを学ぶには、昔ながらのことを基本にすることも必要です。歴史を学ぶことで同じ轍は踏まないことにもなりますし、古典から学ぶことも多いものです。
- 漢字も字源や由来を知ることで熟語の意味や表現方法が豊かになりますし、品物も昔ながらの製法を知ることでより理解が深まるものです。新たな発見のカギになるかもしれません。
- 老舗料理店に古い備忘帳が出てきて、そこに忘れ去られていた料理や製法が記録されていて再現したという事例もあります。
- 歴史は新たなヒントの宝庫です。古いことばかりに囚われてはいけませんが、温故知新、時に物事を振り返ってみることも必要です。
- [参考]
- 【笃学好古】意思_出处 – 成语词典
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