孝行を用いて天下を治める者は人の親に害を与えない
―以孝治天下者不害人之親―
- [原文](三国志 魏書 張邈伝)
- 宮聞將以孝治天下者不害人之親。
- [書き下し文]
- 宮は将(まさ)に孝行を用いて天下を治める者は人の親に害を与えないと聞く。
- [原文の語訳]
- 陳宮は孝行を用いて天下を治める者は人の親に危害を与えないと聞く。
- [解釈]
- 親父を大事にする倫理をもって天下を治める人は、他人の親に危害を与えるようなことはしないと聞いているということです。
- 処刑した後に残される親の身を案じる曹操に対し、毅然とした態度で返答した陳宮の言葉です。曹操は残された陳宮の親の面倒をきちんと看たそうです。
- 組織でも本人だけでなく家族や親に負担をかけるようではいけません。家族サービスが充分できるような勤務体形や福利厚生の環境を整えたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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