慮は功首と為し、謀は賞の本と為す
―慮為功首、謀為賞本―
- [原文](三国志 魏書 荀彧伝)
- 慮為功首、謀為賞本。
- [書き下し文]
- 慮は功首(こうしゅ)と為し、謀は賞の本と為す。
- [原文の語訳]
- 思いめぐらすことこそ第一の手柄であり、策謀こそ恩賞の基本である。
- [解釈]
- 思い悩み考えることを最も評価しなくてはいけないということです。
- いくら武勇に優れていても無策では相手の術中の前ではその武力も無意味となります。武力をいかに有効活用するかも計算するという点では、やはり思慮を巡らすことは最重要であり、それを評価しなくてはいけないのです。
- 何をするにしても、まずは目的に対する当面の目標や段取りを考え決める必要があり、それをもとに行動していきます。つまり考える事が基本なのです。
- 「考えるよりもまず動く」と言いますが、動いた後には必ず結果に対する分析と次なる手立てを考える必要があります。
- 営業の力も大事ですが、それも商品力があってのこと。商品は製造力とともに企画力が重要となります。
- トップの決断も選択肢の中から考え抜いて選ぶものです。考えることは個人であっても組織であっても大切な要素なのです。
- 組織でも企画力や発想力は成長するための大事な要素です。誰もが組織の発展のため自発的に考え発言できる環境作りをしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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