「後方での危機管理役も必要」豈死人取以功要忍乎

豈死人の取るを以て功要を忍ぶか

―豈死人取以功要忍乎―

[原文](三国志 魏書 王脩伝)
豈死人取以功要忍乎
[書き下し文]
豈(あに)死人の取るを以て功要を忍ぶか
[原文の語訳]
どうして死人を捕らえてまで功績を必要とすることに耐えられようか
[解釈]
打破する機会で手を下すことに躊躇した自分が、結果が良かったというだけで論功行賞を受けることに耐えられないということです。
自分は慎重になりすぎて尻込みしていたが、周りの力によって成果を挙げられた。チームとしては評価されるべきだが個人としては恥じるということです。
「俺が俺が」ではなく「俺は俺は」です。血気盛んな組織にはブレーキ役となる慎重過ぎるぐらいの人物も必要なのです。周りも「何もしなかった」と安易に批判するよりも「危機管理役」としての存在を評価するようにしたいものです。ただし、知らん顔だった人物に対しては例外です。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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