百萬の衆を有すると雖も、中原において独り行くと無異なり
―雖有百萬之衆、無異於独行中原也―
- [原文](三国志 魏書 郭嘉伝)
- 雖有百萬之衆、無異於獨行中原也。
- [書き下し文]
- 百萬の衆を有すると雖(いえど)も、中原において独り行くと無異なり。
- [原文の語訳]
- 百万の群衆を有しているといっても、中原を単独で行くのと変わりない。
- [解釈]
- 実力があっても危険な地域でも気にせず単独行動するのと同じである。つまり自己を過信し危機管理能力が停止しているということです。
- 肩書を誇り、それが意味を為さない場違いなところに大きな顔をして平気で出るようなもので、いずれ恥をかいてしまうのです。「肩書?それがどうした」と言われた時の狼狽ぶりが伺えます。
- トップやリーダーでも「ひょっとしたら自分は裸の王様かもしれない」という謙虚さを意識するようにしたいものです。
- 風に乗っただけで圧倒的な得票数をもって当選しながら政治能力は低く、いざ論戦になると理論武装が乏しく、毎回論破される人には困ったものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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