「気分次第で発起しない」悪政なる者、心に従い欲を恣にし、情に蜀を而に発するなり

悪政なる者、心に従い欲を恣にし、情に蜀を而に発するなり

―悪政者、従心恣欲、蜀情而発也―

[原文](三国志 魏書 楊阜伝)
惡政者、從心恣欲、觸情而發也
[書き下し文]
悪政なる者、心に従い欲を恣(ほしいまま)にし、情に蜀(そく)を発するなり
[原文の語訳]
悪政とは、心のままに欲望をほしいままにし、感情に触発されるままに行動することである
[解釈]
悪政とは、トップの気がおもむくままに好き勝手に事を動かすということです。独善的なトップダウンにもありそうです。
思いつきや無駄な見栄のために箱物を作るなどの投資するようでは組織の先行きが不安定でなりません。
その時の気分次第で二転三転するようでは周囲もついていけません。
トップはそれがいま本当に必要なことであるか、それをすることで周囲にどのような影響があるかなどをよく考えて発起してほしいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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