「退出しやすく充足感を得られる環境を作る」告所在給其廩食

告ぐに在る所は其の廩食を給す

―告所在給其廩食―

[原文](三国志 魏書 賈逵伝)
告所在給其廩食
[書き下し文]
告ぐに在る所は其の廩食を給す
[原文の語訳]
蔵に食糧があるところは支給するように告示する
[解釈]
責務を果たしたのであれば、帰路についても留めることなく、遠方者に対しては蔵に食糧があるところは支給するように告示したということで、用がないのにいつまでも留まらせることなく、速やかに手当を施して帰らせるということです。
仕事は一段落したけど、職場の雰囲気から帰るに帰られない人がいます。残業が美学のように、無駄に仕事を探して残業するようではその人自身も組織にとっても無駄でしかありません。
すべき事をやり終えた人は気兼ねなく退社でき、休息やアフターファイブを満喫してもらうことで、翌日リフレッシュして仕事に励んでもらえるような組織の仕組みづくりを心がけたいものです。
可能であればリフレッシュしてもらう時にあわせて何か施すことで充実した時間にしてもらえるよう、退出しやすく充足感を得られる環境を整えたいものです。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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