「単に数任せにしない」譬驅羣羊向虎狼

譬えば羣羊を驅りて虎狼に向かう

―譬驅羣羊向虎狼―

[原文](三国志 魏書 鄭渾伝)
譬驅羣羊向虎狼
[書き下し文]
譬えば羣羊を驅りて虎狼に向かう
[原文の語訳]
例えるなら羊の群れを駆り立てて虎や狼に向かうようなもの
[解釈]
力もないのに数に任せて強敵に挑むように無謀だということです。
何の準備もしていないのに急に臨戦態勢に入っても戦うことなどできません。普段から個々の訓練や全体演習をしておく必要があります。
ライバルがいつ新商品や新サービスを発表するかわかりません。トップや指導者は常に危機感や緊張感をもって組織を動かしていかなければいけません。
不意にテレビで紹介された内容がきっかけで自社の商品が脚光を浴びることがあるかもしれません。その際に人員や材料は揃っていても準備がしっかりできていないと満足な対応ができないかもしれません。対応できる準備を常にしておく必要があります。
[参考]
中國哲學書電子化計劃字典

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