石に刻みて之を頌す、號は鄭陂と曰く
―刻石頌之、号曰鄭陂―
- [原文](三国志 魏書 鄭渾伝)
- 刻石頌之、號曰鄭陂。
- [書き下し文]
- 石に刻みて之を頌(しゅう)す、号は鄭陂(ていひ)と曰く。
- [原文の語訳]
- 石に刻んで功績を称え、彼の作った堤防を鄭陂と呼ぶ。
- [解釈]
- 民衆は鄭渾のことを石に刻んで褒め称えるとともに、彼の指揮で建設した堤防を鄭陂を呼ぶほど、名を残す功績があったということです。
- 有名人などの名前を冠した道路や商店街、建造物など各地にありますね。人は亡くなると体は無くなりますが、他の人の心の中で生き続けると言います。しかしその人達もいなくなってしまうと残りません。ですが、こうやって名を冠した建造物などが残るといつまでも忘れられることはないですね。
- 建造物などでなくても、食堂で著名人が好んで食べたメニューに名を冠したものがあり、ファンが挙って食するものです。
- 自分の功績を完成した銘盤に残したがるトップには困りものです。そこまで名誉欲に駆られると周囲も呆れてしまいます。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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