能く人を乱して而治を為す能は不也
―能乱人而不能為治也―
- [原文](三国志 魏書 裴潜伝)
- 能亂人而不能為治也。
- [書き下し文]
- 能(よ)く人を乱して治を為すに能(あた)はずなり。
- [原文の語訳]
- 人を混乱させることはできても治めることはできない。
- [解釈]
- 曹操が裴潜に対し劉備の人物評を求めたときの見解です。中央に居ると人々を動乱に導くことはできても平和に治めることはできないということです。ただし、隙を見て攻めることが険しい領地を持てば、その地域の主にはなれると続きます。
- 競合分野や激戦区においては、組織を疲弊させるだけでとても生き残ることはできないが、特異な需要に応えることで一角を担うことができるということです。
- ブルーオーシャンというエリアでならば強いということです。無理に大手に立ち向かわずにニッチな層を狙ったビジネスで活躍する人は多いものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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