溷糞を以て麻に涅めて而被むり、食を尠くし形は瘠る
―溷糞涅麻而被之、尠食瘠形―
- [原文](三国志 魏書 楊阜伝)
- 溷糞涅麻而被之、尠食瘠形。
- [書き下し文]
- 溷糞(こんふん)を以て麻に涅(そ)めて被むり、食を尠(ほそ)くし形は瘠(やせ)る。
- [原文の語訳]
- 汚物で麻を黒くして着用し、食事を減らして体は痩せる。
- [解釈]
- 西施の逸話から自ら汚れ、殺すに足らず使用人としても役立たないほどに身を貶めて、それによって子どもと離ればなれにならないようにしたということです。
- 自らが目につく存在であれば、子どもと引き裂かれて殺されたり奴隷として連れて行かける危険性があると考えての保身術です。
- 回避術というのはたくさんあります。中には「馬鹿になる」というのも一つの方法です。回避術は他の人に押し付けることになり、その後の関係に影響を及ぼす可能性もある諸刃の剣ですが、どうしても回避する必要がある時は適切な手段を使って回避しましょう。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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