是を以て亡国のこれ主は自ら亡びずと謂い、然る後に於いて亡に至る
―是以亡国之主自謂不亡、然後至於亡―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 是以亡國之主自謂不亡、然後至於亡。
- [書き下し文]
- 是を以て亡国のこれ主は自ら亡びずと謂(い)い、然る後において亡に至る。
- [原文の語訳]
- だからこそ亡国の君主は自分では滅びないと思っていても、結局その後滅亡に至った。
- [解釈]
- 自分が国を滅ぼすなどと考えていない君主が、最終的に国を滅ぼす結果となった。まさか自分がということです。
- 自分は大丈夫という慢心が隙を生むものです。若い頃や長年の実績を誇り、現状に即した対応を怠って昔のままでいると、ジリ貧となってしまう危険性があります。
- 常にこれで大丈夫か自問自答することを忘れてはいけませんし、ときに周囲の声を聴くことも必要です。また側近ではなく少し距離のある外部の声を聴くことも重要です。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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