その節を以て物を検せず
―不以其節検物―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 不以其節檢物。
- [書き下し文]
- 其の節(せつ)を以て物を検せず。
- [原文の語訳]
- 自分の節操を基準に物事を取り締まることをしなかった。
- [解釈]
- 自分の杓子定規に当てはめたり、思い通りにしようとしなかったということです。
- 道徳秩序に反していないのに、自身が気に食わないからと是正を求められると困りますね。
- 組織で何事も自分の考え方を基準として判断するのはトップダウンによくあるケースですね。
- 飲食店などで店主が半ば押し付けに食べ方を提案する場合があります。たしかにより美味しく食べてもらおうという良心からですが、食べる側が苦手なケースもあるのです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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