如足るを知わざれば、則ち欲する所に失する
―如不知足、則失所欲―
- [原文](三国志 魏書 高堂隆伝)
- 如不知足、則失所欲。
- [書き下し文]
- 如(もし)足るを知わざれば、則ち欲するところに失する。
- [原文の語訳]
- もし満足することを知らなければ欲望により失わされる。
- [解釈]
- 満足することを知らないと、物欲で散財してしまうということです。
- 限度をわきまえないデカ盛りを売りにして、結果的に赤字になったり、勢いに任せて大量生産をし不良在庫を大量に抱え込む自体が起きかねません。
- M&Aや事業の拡大路線でも同様な危険性がありますし、個人でも依存症になると大事なものを失いかねません。
- 水産資源などでも無謀な乱獲により不漁になったり枯渇が懸念されています。
- 過ぎたるは及ばざるが如しで、深追いすると逆に失うものが出てくるということです。ゴールを設定することを忘れないようにしたいものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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