何ぞ私誉に用いると為すのか
―何用私誉為―
- [原文](三国志 魏書 徐晃伝)
- 何用私譽為。
- [書き下し文]
- 何ぞ私誉(しよ)に用いると為すのか。
- [原文の語訳]
- どうして自分の名誉のためにするというのか。
- [解釈]
- 自分が仕える人や組織のために尽くそうとしている場面で、自分の名誉のためなどと考えていてどうするのかということです。
- チームスポーツの場合、多くの場面で個人タイトルよりもチームの勝利を優先します。私欲を捨てて他欲へ貢献することが、結果的に自分にも返ってくるものです。
- 名工と言われる人も、決して名誉のために腕や技を磨いているわけではありません。良いものを作り、手にとった相手に喜んでもらうことを第一にしているのです。
- 名誉欲にかられて自らはほとんど動かないのに、やたら組織を立ち上げてトップや代表になりたがる人には困りものです。
- [参考]
- 中國哲學書電子化計劃字典
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