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【市長】平成20年11月10日定例記者会見の内容

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なし 【市長】平成20年11月10日定例記者会見の内容

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2008/11/13 19:24
narupara  管理人   投稿数: 7555
平成20年11月10日 10時30分から(第一会議室)


昨日9日(日曜日)、東山動物園に完成したチンパンジータワーのお披露目に出席しました。

タワーの建設に当たっては、東山動植物園の抜本的な再生計画の中で検討してきたことですが、京都大学の霊長類研究所、野生動物研究センターの長年の実績に基づく、たくさんのアドバイスをいただきました。京都大学と東山動物園の連携の成果として、とても良い施設ができ、よかったと思っています。

私は、野生動物のことなので、檻から出た時に、このタワーを素直に登ってくれるのか、なおかつ、たくさんのお客さんがお見えでしたので、興奮するのではないかと大変心配をしていました。しかし、かなり興奮はしていましたが、登っていく時の様子を見て、基本的にもともと樹上生活をしている、そういうDNAがあると思いました。階段はほとんど使わず、途中の手すりやロープを使い、すごいスピードで上まで登っていました。

ちなみにこの11メートルの高さの塔は、上へ登った関係者によると、何かに捕まっていないと怖くていられないと言っていましたから、相当高いと思います。

このチンパンジー舎を再生の第一段として、順次、進めていきたいと思っています。

今日は1点お話しさせていただきます。先月31日から今月6日までの1週間、海外出張をいたしましたので、その報告をさせていただきます。

私の中国・南京への訪問は3回目です。前回の訪問はちょうど5年前、2003年になりますが、この5年間の変化は特に激しいと思いました。南京市の街のインフラ、例えば地下鉄、建物、ビル群、こういったものは目を見張るものがありました。林立する高層ビルやマンション群といったものを見て、年率10%の経済成長をしている様子を目の当たりにしました。とても大きなエネルギーを持ったところだと思い、こういうところとの友好関係は大事であると認識を持ちました。

友好都市提携30周年となる南京市には、うえぞの議長さん、名古屋市会各会派の代表の皆様方、市民団、名古屋商工会議所などの経済団体の皆様と総勢130名で訪問しました。

南京市滞在中には、中国共産党南京市委員会書記朱善■(しゅぜんろ)さん、蒋宏坤(しょうこうこん)市長、市人民代表大会主任陳家宝(ちんかほう)さん、そして、江蘇省の羅志軍(らしぐん)省長、各界の要人全部とお会いしました。前回の訪問の時にもお会いした方もありますし、こちらに訪問の折にお会いした方もありました。ある面、旧交を温めることもでき、交流の積み重ねの大切さを感じました。

※■=「王へん」+「路」

この省、市のトップの皆様には、COP10への参加要請、名古屋・南京間の直行便開設の要請、名古屋への留学生誘致などについてお話しをし、あわせて、名古屋でも中国人の人口が増え、現在2万人を超えていること、昨年1年間では1,800人、ここ2から3ヵ月は月200人のペースで増えていること、中華街を建設する動きがあることもお伝えしました。

また、「名古屋デー」を玄武湖(げんぶこ)のほとりにある南京市計画建設展覧館で開催しました。名古屋の文化・観光・歴史といったものをPRするイベントを行いました。

当日は4,000人の南京市民の皆様がこのイベントにお出でになりました。特に若い方が多くいらして、名古屋市関係のパンフレットを興味深く見ている姿が印象的でした。

この開会式には、友好都市提携30周年の記念品として、ファインセラミックス製の雌の金鯱レプリカをお送りし、今回でようやく雌雄1対となりました。これは「鯱の嫁入り」という形で、南京市で報道されました。

次に、遼寧省(りょうねいしょう)の瀋陽市(しんようし)を訪ね、東北大学(とうほくだいがく)に日本語学科があるということで、そこの学生さん200名に「現代・名古屋学」と題して1時間お話をしました。これを機に、名古屋への興味を深めてもらい、将来名古屋へ留学してもらうようPRをしてきました。

その後、大連市を訪問し、何度か名古屋にお越しになっている、夏徳仁(かとくじん)市長とお会いしました。

大連市は、中国の「環境モデル都市」として、大気汚染防止や生態系の保護に熱心に取り組んでいます。そういう夏市長の姿勢に、共感するところがありましたので、COP10にぜひ参加していただきたいということをお願いするととともに、大変、港勢盛んな港湾もありますので、両市の今後の友好協力関係を確認して帰ってきました。

その後、予定はありませんでしたが、大連港を視察し、●良忠(けいりょうちゅう)大連港集団代表と懇談をいたしました。大変活発な港勢を目の当たりにしてきました。

※●=「(形-彡)+おおざと」

とても厳しいスケジュールでしたが、充実した7日間でした。

報告は以上ですが、あと少しお話しさせていただきます。

まちづくりやライフスタイルの大きな転換を図り、「低炭素でも快適な都市」を実現していくため、現在、2050年の将来のまちづくりに向けた「脱温暖化2050なごや戦略」の策定を進めています。

本年7月に立ち上げた専門家による検討会では、先週6日までに、4回の会議を重ねました。委員の皆様からは、

・レンタサイクルの活用や歩行者優先の交通政策をすすめ、自動車に依存しすぎている名古屋の弱点を克服
・自然界の原理を活かした低影響開発による循環型都市の実現
・建物間のエネルギー融通や地区コージェネレーションの導入により、熱の地産地消を推進

など、50年先に向けたいくつかの提案をいただきました。

これまでの検討状況をもとに、今月16日(日曜日)、検討会の委員と市民の皆様とが直接、意見交換を行う機会を設けます。

市民目線からのご意見、ご提案も取り入れて、この戦略を練り上げていきたいと考えています。まだ当日、多少席の余裕があるようなので、ご関心のある方の参加をお待ちしています。

名古屋市:平成20年11月10日 市長定例記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h20/nagoya00061643.html
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