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【市長】平成21年12月28日 市長年末記者会見

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なし 【市長】平成21年12月28日 市長年末記者会見

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿.1 | 投稿日時 2010/1/5 19:01
narupara  管理人   投稿数: 7555

【市長】平成21年12月28日 市長年末記者会見の内容です。


この記者会見に関するコメントは
[なるぱら]平成21年12月28日 市長年末記者会見
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会見事項
・今年の振り返り

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 12月28日年末最後の記者会見を始めさせていただきます。今日が最後になるようでして、大変優秀な名古屋市政記者クラブのジャーナリストの皆さんには、一年大変お世話になりまして、深く感謝の意を表する次第です。ありがとうございました。

 特に、新しい減税や地域委員会も、地域委員会の場合は、選挙をやる日本で最初の取り組みですので、そういう意味では皆さんのジャーナリズム、国民の皆さん、名古屋市民の皆さんに、何を伝えるかというのは非常に重要なことでした。議会改革のほうは継続になってますけど、減税と地域委員会のほうは通りまして、市民の皆さんの力が非常に大きかったと、本当に感謝しております。それはやっぱり、市民の皆さんの知る権利にお答えになられました皆さんジャーナリズムの力が大きかったのではないかと、感謝をしているところです。

 市長にならせていただいての感想ということですが、とにかく、どえりゃあ長かったですね、一言で言えば。どえらけない長かったという気がします。国の政治も政治ですけど、若干対比していただくとありがたいですけど、名古屋においては公約を実現しましたし、市民の皆さんのおかげですけど。端的に言うと、嬉しいもんですよ、選挙に出る者にとってすれば。公約を実現するというのは、実はすべてなんですよ。何べんもわたしは言ってますけど。議員にとって、商売で言えば、サンプルで出した見積書どおりに納品したということなんで、61歳にならさせていただきましたが、大変に喜んでおりますし、市民の皆さんに感謝しております。ありがとうございます。それも両方とも日本で初めてのことですので。それに比べると、国の政治はどうなっとるんかなあと思いますけどね。

 若干、自慢でもないですけど、私も34歳の時からやりかけまして、落選が10年ほどで、当選が16年ですか、本当に悪いことをやらんようにやろうというのが、私の人生のバックボーンになってまして、普通、政治に出ますと、すぐスキャンダルがどうのこうのなるんですけど、そういうのはなしで、やってこれたというのは、当たり前の当たり前の、ごく当たり前ですが、若干、言わしていただきたい気もするということです。いろいろ、国の政治等見るにつけまして、ということです。

 今年を振り返って、印象深かった事柄4点ということで整理してきました。

 一番印象的だったのは、給料を800万円にする、市長の決裁が要るんですよ、条例案出すときに。判子を押すときが、一番自分としては衝撃的だったというふうに、振り返りますとね、思います。何べんも言いますが、ひとつドジをこきまして、市民税が去年の所得にかかりますので、手取り額が大幅に減りまして、300万円ちょっと、おおよそ300万になりまして、非常にウチのカミさんの逆鱗に触れたところですし、大変でしたけど、生活できますね、生活できます。

 よう考えれば、61歳の方ですと、ワシの同級生、こないだ一杯飲んできましたけど、おかあちゃんが言ってましたけど、ウチの旦那、月給10万しかないよ、と。61歳、小中高と同級生ですけど。

 働けるところがあったほうが、それで喜ばないかんような大不景気、生活の苦しみの中で、手取り300万とはいえ、みなさんの税金をいただいて、こうやって生活できたということは、これもまた大変ありがたいことだと感謝しております。

 反対に言えば、日本の政治は根源的に狂っとるのではないかと、政治をやる人、特に首長さんは市民と同じ給料でやるんだと、同じ生活費でやるんだというのが、大前提だと思いますけどね、議員さんも含めてですね。

 800万につきましては、報酬審議会がこの間、開かれまして、一般的な制度にするように提言をしております。ボランティア化というのは2つの意味があって、本当のタダでやるボランティア、実費くらいという、カリフォルニア州のシュワルツェネッガーとかああいう人はそうですけど、そこまでわし金がないもんで。それもひとつですけど、もうひとつが市民の平均給与と同じでやるということが、日本的には非常にいいことではないかと、身をもって感じたところです。

 来年からは、どのくらいだろう、手取りだと600万くらいになるんですかね、ちょっと計算しておりませんけど、市民の皆さんと同じ給料でやっとるということですので、どこでぶらぶら歩いとろうが、「何か文句ある、わしに」ということですね。私は威張りもしませんし、反対に超極端にへりくだりもしません。同じ名古屋市民として、皆さんと同じ目線で。良く同じ目線でと言いますけど、給料が3倍も4倍もあってですね、何が一体同じ目線なんですかね、そもそも。そういう嘘の世界は拒絶するというところが、政治の一番ええとこなんではないかなと。

 外国の政治がボランティアだという意味がようわかりましたね。延々とやろうというふうではなくて、自分の理想を実現しようと思います。とにかく、何としても、どんな抵抗があろうと、という気持ちになるなあと、深く感じました。まだしかし、たまには夜中に目が覚めることがあることも事実です。あまりに収入が違うからね、ちょこっとばかじゃないですから。私の退職金も廃止しましたから、年収800万、4年間で3,200万ですけど、それやらんかったら、4年間で1億2,000万違いますから。誰だって金はないよりあったほうがいいんで、惜しいことしたなと思いますけど、まあそれはいいですよ。

 2点目ですけど、二大公約に、それぞれ道筋をつけることができたと。一括法条例で出しましたようにわかりやすく言いますと、主権在民三部作と言っておりまして、それぞれがすべて、国民主権というより主権在民のほうが、言葉としては、ムーブメントというか動的に感じますんで、主権を市民のところに持っていこうという思想です。非常に、これは良かったと思います。

 市民税10%減税につきましては、本当に当たり前ですけど、恒久減税ということで、修正案で議論になりましたけど、日本でとにかく減税というのは初めてなんですよ。いわゆる給付金とは違うと。減税て何かと言ったら、税法の中にある税率の別票の税率が変わるということです。条件なしで変わったのは、日本政治の中で、国政も入れて初めてのようです。いろんな議論がありましたけど、市民の皆さんはよう分かっていただいたと。減税と生活支援、福祉とか、給付金とはまた別物であるということが、よう分かっていただいたと思います。

 地方税法310条の、3,000円が2,700円になり、314条の3の、100分の6が100分の5.4に変わり、314条4、法人税が2つありますけど、低いほうで12.3%が1割下がったということです。政治とは税ですから、これをきっかけに皆さんの中で税金というものを、もう一回捉え直していくという大きな流れが始まると、大変嬉しいと思っております。

 そしてこれは約束しておりますように、全額行政改革で行っておりまして、必要な市民サービスがカットされることはありません。予算編成中のパブリックヒアリング、これもまた日本初めての仕組みにも挑戦しますので、1月17日はナディアパークで、1時から1時間半の予定でしたけど、さらに拡大しまして4時までということで、途中トイレ休憩くらいはさしていただかんかと思いますんで、5分10分は中断するかも分かりませんけど、たっぷり3時間、予算編成中に、ご意見を伺うという全国でも初めての試みが始まりますので、ぜひ多くの方に来ていただきまして、1月12日に予算編成の中間状況を皆さんにお示ししますので、それをぜひ見ていただいて、こういうことはやるなとか、こういうことはもっとやれとか、これはどうなったとか、あれはどうなったとか、どしどし言ってきていただきたいと思います。これも挑戦です。

 今度、定期券につきまして、これもなかなかの工夫ですけど、バイト先、塾も含めた学生定期券を発売するということでして、学生さんの数が20万人、その中で10万人の方が学生定期を利用されとりますので、ご本人もそうですけど、家庭の皆さんにも、なかなかの生活支援になるんではないかということです。ぜひ学生の皆さんも、大いに地下鉄、バスに乗っていただいて、移動していただければありがたいなということです。

 学生さんはこれもそうですけど、音楽もそうですし、それから、なかなかこれは市に採用されるに至っておりませんけど、市役所の中に学生のたまり場をつくろうということで、若い人たちと一緒におりますと非常に励まされて、この人達にバトンタッチしていかないかんと、ええ日本、名古屋をつくってちょうよという気になりますので、学生の皆さんも立派な人になってちょうと、いうことです。なんとか市役所の中にたまり場がつくれるといいんですけどね。カップルができましたら、私めが仲人をさせていただきます。

 3点目でございますが、消えた年金記録の調査について、これは名古屋が実現した実は大ヒットです。マニフェストにも書いておきまして、このへんに河村さんが実際商売やってきた人間だなあということが分かっていただけると思いますけど、自分でやることはやるということですわ。資料があると思いますけど、調査件数802件、404名につきましては、64%ですけど、本人の年金記録であることが確認されまして、あとの方は、拒絶した方とか違うという方があります。長妻大臣に会いに行った時も大変に喜んでおられまして、12月1日現在で875市区町村が名古屋モデルで協力すると言っております。なんで一気に広がらんかなと不思議でしょうがないですけど、普通の会社なら倒産すると思いますけど。自分が簡単にできることをやらないと。

 名古屋市民の中で、消えた年金で苦しんでおられる皆さんは一刻も早くゼロにしようと。日本に先駆けてゼロになると思います。どうしても分からん方につきましては、また国とも相談せないかんですけど。プライバシーに配慮せないかんですから、こんだけの年金についてはどうしてもわからないと。実地訪問までやってますからね、実地訪問、電話でわからないので、どうしてもわからないということになりますので、本人から名乗り出ていただくしかないと思いますので、それにつきましてはどうやってやるか、プライバシーがありますので、検討したいと思いますけど。やれることをやっていくということで、行政としては当然のことをしたまでですけど。日本で初めてだというんですからこれがまた驚きで、全市町村に広がっとらんちゅうのがこれまた驚きと。マスコミもそれを批判しないのがこれまた驚きと思います。

 4点目で開府400年ということですが、なかなかええなと思うのは、今日も幹部会で言いましたけど、いわゆるハコモノでなんとか、開府400年記念館とかではなくて、ソフトでみんなで大いにお祝いしようと、楽しもうと、いうのがなかなか名古屋らしい。私の前の議会で決められたことですけど、大変ええんではないかというふうに思ってますし、もっとどんどん広げて行って、偉いさまのテープカットかどうか分かりませんけど、やっぱり市民の皆さんの、庶民のところで名古屋の歴史というのが感じられるような、自慢のできる名古屋市というふうに持っていけれたなと。

 今日も言ってましたけど、264学区ありますので、10人探検隊を作ると2,640人ですけど、地元の方中心にということで、ガイドヘルプみたいのが要るんじゃないかということで、ボランティアの方もたくさんみえますのでそういう方とか、名古屋市役所なんかも学区ごとに1人2人行って、皆さんの地元で探そまい埋蔵金というのが、なごらっちょの歌に出とりますけど、実際にそれで行動していきたいと。

 あまり名古屋には民話はないかわかりませんけど、民話、昔の写真、絵巻、古文書、建物、あと何がありますかね。そこにちょっとした史跡表札に、ガイドですね、こういうものがありましたとか、もうちょっと高度化して、東京なんかようあるんです。赤坂のへん結構ありますけど、江戸名所図を焼き付けて、ここは昔こうだったと、昔の地図と今の地図をダブらせてですね、皆さんが地域を歩くだけで楽しくなるというような街づくりが、名古屋市中で264学区でできたら、随分楽しい街になるんじゃないかなと。そういう面も含めて、ぜひ来年は色気のある街ナゴヤと、そういう面も含めてです、伝統的色気ばかりではなくてですね、文化を総称する言葉として、文化と楽しさを総称する言葉として、色気のある街ナゴヤができたらええなと。名古屋に住んで自慢ができたよと、日本中の人に名古屋来てちょうと、こういうとこをずっと1日まわるとええよと、というところがどしどしでくるとええかなと思っております。

 政令指定都市市長会のことがありますけど、ユーチューブを見ていただくと、出とるそうですので、その時の雰囲気がお分かりになると思います。庶民革命、僕からすると、減税をしてこういう選挙による地域委員会というような、日本減税発祥の地ナゴヤと、日本民主主義発祥の地ナゴヤと、こういうような流れが政令指定都市という大きい枠組みの中で、どんどん日本中に広がっていくこと、そういう立場になれば全力を尽くそうと思ったんですけど、衆寡敵せずということでしたので、残念ですが庶民革命はなかなか厳しいですよ、ということですね。

 以上ですが、名古屋市民の皆さんにおかれましては、本当に1年間大変お世話になって、ありがとうございました。しかし僕としては、選挙の約束の一丁目一番地の2つをかなえることができまして、何とかご恩返しの一端でもできたんではないかと思っております。

 来年は皆さんと一緒に400年もありますし、新成長戦略というやつを、今度はちょっと大きいチームでつくっていきます。減税と、地域委員会という大きなインフラをつくることができましたんで、3万人大作戦、市の職員の皆さんが、1人1社、1人1人、名古屋へ引っ張ってくると。これは経済の大原則ですけど、人が集まるところは賑やかに栄えると、税金が安いところは栄えるという運動とか、設備投資ビッグバンということで、どういうスキームでできるかということですけど、いろんな投資をするときに、大きい国で言えばダムもあるんですけど、そういうのではなくて、一番現場に近い、中小企業の商店、肉屋のおやじ、八百屋のおやじ、居酒屋のおやじ、そういういところが設備投資をしたときに補助を出していくと。全く新しい仕組みのことができないかということとか。

 それから、戦災復興事業で戦後できた名古屋の大きな街づくり工事が終わりまして、第2期、100年後、1000年後を見据えた名古屋の街づくりの計画のチームが端緒に着いたところですので、歴史や色気のある街、おもしろい街づくりなんかの提言も出てきます。オーソドックスなところでは産業の、航空宇宙とかですね、自動車、工作機械、セラミックスだとか、医学なんかにも目を向けたいと思っておりますので、そういう産業政策なんかも展開していくということですので、ぜひご期待をいただきたいと思います。来年も名古屋の皆さんも元気で、朗らかに、おもしろい名古屋をつくっていきましょうということです。

 以上です。
質疑応答
※項目の後の時間表記は、動画における質問開始時間の目安です。

・設備投資ビックバンについて(23分00秒頃)
・3万人大作戦について(30分10秒頃)
・減税の他市町村への広がりについて(35分30秒頃)
・学生定期券の新設について(36分55秒頃)
・商店街補助金の総点検調査結果について(38分40秒頃)
・東京事務所の拡大について(47分15秒頃)
・今年一番苦しかったことについて(48分00秒頃)
・陽子線がん治療施設の現在の状況について(50分10秒頃)
・子ども手当てについて(50分35秒頃)
・来年の抱負について(55分10秒頃)
・議会改革について(57分20秒頃)
・庶民革命の現在の状況について(59分05秒頃)

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名古屋市:平成21年12月28日 市長年末記者会見(市長の部屋)
http://www.city.nagoya.jp/mayor/kaiken/h21/nagoya00075970.html

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