民主党名古屋市議団の山本久樹市議(48)が25日、市役所で記者会見し、同党を離党すると発表した。
今後は日本維新の会に合流し、新会派を発足させる意向だ。維新の会は7月の参院選で愛知選挙区からの候補擁立も目指しており、山本氏の合流を契機に県内での基盤拡大を目指す。
山本氏は緑区選出で当選3回。市議団の政審会長を務め、開会中の2月議会で会派の代表質問をする予定だった。離党の理由について山本氏は「民主党は地方の声がなかなか伝わらず、海江田新代表からも党再生への意気込みが伝わってこない」と語り、記者会見後、離党届を提出した。
山本氏は維新の会が昨年3月に開講した政治塾の塾生で、維新の会幹部とも交流がある。当面は無所属で活動し、3月末に大阪市内で開かれる党大会後、新会派を届け出る考えだ。
維新の会は、愛知県内の国会議員は重徳和彦衆院議員(比例東海)だけで、地方議員はいない。維新の会は山本氏が発足させる新会派を足がかりに党勢を拡大させる方針だ。
一方、山本氏の離党で11人から10人に減る民主党市議団の渡辺房一団長は「団内には同じ考えを持った人がいる。影響が出ないよう対応したい」と語った。
名古屋市議、民主離党し維新へ:影響拡大に懸念 :参院選 :選挙 :YOMIURI ONLINE(読売新聞)
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