小型の無人機「ドローン」の安全な利用が課題になる中、愛知県は、県営公園での一般の人のドローンの飛行を原則、禁止する条例案を、県議会に提出することになりました。
ドローンをめぐっては、福井県の男が飛ばしたとされる機体が総理大臣官邸の屋根に落下した事件を受けて、危険な飛行をどう防ぐかが、課題になっています。
これについて、愛知県の大村知事は、18日の記者会見で「産業が盛んな愛知県としては、ドローンの利用を発展させたいが、安全のため、必要最小限の規制はやむをえない」と述べ、県営公園でのドローンの飛行を制限する方向で今の条例を改正する方針を明らかにしました。
具体的には、長久手市の「愛・地球博記念公園」や名古屋市緑区の「大高緑地」など、計12の公園で、一般の人による飛行を原則、禁止することを検討しています。
ただ、産業や防災での活用を目的とした実験などは、届け出を受けて、安全の確保が確認できれば、認めるということです。
愛知県は、条例の改正案を、早ければ6月の県議会に提出することにしています。
一方、名古屋市は、公園での危険行為を禁じる今の条例によって、ドローンの飛行を、すでに規制の対象にしているということです。
ドローン県営公園飛行を規制へ - NHK 東海 NEWS WEB
http://d.hatena.ne.jp/nagoya_ac/20150519/1432029833